冬道は注意!楽しい函館ドライブ

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雪景色の冬の函館

函館のドライブ

 特に、函館観光も2度目、3度目になると自分の行きたいところに自由に行ける、函館市内やその近郊への「レンタカーでのドライブ」は、さらに魅力が一杯です。

 電車や徒歩だけでの観光地訪問では、時間がかかるし、特に、北海道の自然を感じられる「大沼国定公園」や、中空土偶のある「函館市縄文文化交流センター」まで足を延ばしたい方や、江差松前方面まで行きたい方はレンタカーでのドライブが大変便利です。もちろん、駐車場も都会程は高くありませんので、心配には及びません。
 ただ、北海道、函館のドライブは若干の注意が必要ですので、これからご紹介しますね。

 

「飛ばし過ぎないこと」
 特に本州方面から訪れるドライバーの皆さんは、北海道の道路の見晴らしがよく、真っ直ぐなため、解放感もあって、ついついスピードを出し過ぎます。くれぐれも、制限速度を念頭に安全運転をしてください。
 函館市内の幹線道路では速度違反自動取り締まり機の「オービス」は少なめです。前方を走る車と同じくらいの速度で走っていれば、うっかり捕まることはありません。
 しかし、市内でも、少し郊外に行くと、道道市道でも思わぬところで速度取り締まりをしているので注意してください。特に、函館市内から大沼公園などに足を延ばす際は、国道・バイパスから市道町道に入った段階で、制限速度が変わります。この辺では特に注意してください。

 まさしく、ドライバーがうっかりしそうなところで、よく速度取り締まりをしています。函館のドライバーは、その辺を良く知っていますので、函館ナンバーの車は追い抜かず、後をついて行くのも安全運転の秘訣かも知れません。

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函館市電

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函館市内の「路面電車専用交通信号」

路面電車(市電)に注意すること」
 次に、路面電車関連です。

 市電(函館人は路面電車を、こう呼びます。)の乗客は「安全地帯」で乗降していますが、函館は老人も多いため、安全地帯付近は特に注意して走行してください。安全地帯からヨロヨロと(信号にお構いなしで)歩いて来る老人とトラブルになったのでは、折角の旅行も台無しです。


 それと、路面電車は、交差点付近では独自の交通信号で走行します。これは特に注意が必要で、「黄色の←信号」や「赤い×信号」は全て路面電車専用です。自動車の右折可信号の「緑の→信号」とは違いますので、慌てて間違えることのないようにしてください。
 また、路面電車と自動車が併走している道路の交差点で右折する場合は、別の注意が必要です。まず、電車線路の横の道路には、通常、白線が引いてあります。これを越えての右折待ち停車は、しないようにしましょう。これは、白線の内側を電車が通るためで、白線は越えず、手前で一旦待って、後ろから路面電車が来ていないのを確認してから安全に右折してください。くれぐれも直進する電車が優先です。冬場は、雪でこの白線が見えませんので、電車の走行を妨げないよう注意して運転をお願いします。

 

「函館の道路幅について」
 函館は札幌や旭川と違い、都市計画もない時代から発展したこともあり、道路幅が2車線には狭すぎ、1車線には広すぎるという、不思議な幅の道路が市内に多く存在します。

 この点、函館のドライバーは地元ルールで要領良く運転していますので、前方の車の走行の様子を見ながら柔軟に対応してください。
 この幅の不思議な道路は、函館が古い街だということと、函館の地形自体が近年においても都市計画をしづらい扇方地形であるのと、過去多く発生した大火、そして昭和時代半ばに廃止になった路面電車廃線跡などの影響によります。

 

「函館のドライバーの運転マナーについて」
 さて、函館のみならず、北海道のドライバーの皆さんの運転マナーは決して良い方とは言えません。どちらかといえば「荒い」運転をします。したがって、函館観光でドライブする際には、余裕を持った計画で、ゆっくり安全に運転することをお勧めします。

 

「積雪時の運転について」
 さて、函館ドライブの最後のアドバイスです。
 冬期間、函館では積雪がありますし、突然雪も降り出します。路面も普通に、一日中凍結しています。冬期間、皆さんが利用されるレンタカーには、「ウインターブレード」という寒冷地専用のワイパーや、氷点下でも凍らないウインドウォッシャー液が装備されています。また、レンタカーのトランクには、窓の氷雪を欠きとる「スクレッパー」などの道具も入っています。
 もし、冬期間、ホテルの屋外駐車場などで、朝方、自分のレンタカーに雪が積もっていたら、まず、最初にエンジンをかけ、暖機運転をしつつ、車体に積もった雪や窓の氷をきちんと落としてから走行してください。これが冬の安全運転のファースト・ステップです。
 それと、冬場の運転で一番大切なことは、「スピードを出し過ぎない」「急発進、急停止はしない」です。これらは、すべて車の「スリップ」につながります。
 特に、スタッドレスタイヤは、雪道ではある程度信頼できますが、アイスバーンやブラックアイスバーン(表面が水で黒く濡れたように見える)では、やはり滑ります。早めにポンピング・ブレーキ(何回かに分けて緩やかにブレーキングを分けて行い、スリップさせないで止まる方法)をすることです。
 また、函館山の麓一帯については坂道が多いので、冬季特有のトラブルを避けるためにも、積雪時は坂道に近づかないのが賢明です。地元ドライバーでも、スリップを嫌がり近づかない人もいます。目的地が坂の上にある場合、面倒でも、下のパーキングに駐車して歩いて坂を上って下さい。「君子危うきに近寄らず」です

 そして、雪が降っているときは、自車の「ヘッドライト」や「フォグランプ」を点灯してください。これは、対向車に自車の存在を認識させる上で有効です。北海道では「点灯虫」と言っています。

 さて、安全な運転で、楽しい函館観光を満喫してくださいね。

 

 では最後に、函館観光リピーターさんに豆知識

 函館は、「陸繋島」と「砂州」の地形で出来上がっている街です。そして、その函館で「砂州」が一番くびれている所は、丁度、現在の函館駅から真っ直ぐ大森浜(海峡側の砂浜)へ伸びる道路の辺りです。そして、現在の函館湾から大森浜までの距離は、900mくらいですが、昔は800mくらいしかなかったとのこと。

 それを、昔の箱館商人などが荷下ろしのための船着き場を作るため、せっせと埋め立てたといいます。それが100mです。ものすごいエネルギーですね!

 あの辺りは砂州なので、現在の赤レンガ倉庫の舟入場の下も当然砂地です!(昔、筆者自身が子供の頃、潜って実際に確認しました。砂地に昆布が生えている光景も不思議でした。)

 また、石川啄木銅像があることで有名な大森浜は、古来から人の手が全く入ってない砂浜です。砂自体は、砂鉄が多いので黒い砂ですが、恐らくは大森浜から函館山を望む風景は、「縄文時代から変わらない自然の風景」だと筆者は思います。