函館の麺類

函館の麺類

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ラーメン(支那ソバ)

 まず、函館の麺類といえば、現在では「函館ラーメン」ですよね。

 でも、函館には、他にも美味しい麺類があります。(今回、イタリアンについては触れません)


 実は、函館には「蕎麦」も美味しい所が多いんですよ。市内にも、多くの美味しい蕎麦屋さんがあります。ということで、今回は地元の蕎麦屋さんを紹介することにします。

 ちょっとその前に、一言。

 函館では、「蕎麦」や「うどん」に使う「つゆ」の味は、東日本風の味付けなので「麺つゆ」も見た目は濃い目です。一方、「うどん」は少数派ですが、冬場の「鍋焼きうどん」は多数派で、是非お勧めです。


 「観光ガイド」や「グルメガイド」に載っている蕎麦屋さんも当然多いのですが、函館人が良く行く蕎麦屋さんは、次のような店です。

 観光の際に、皆さんがどのような交通手段を使っているか、移動経路上での店舗へのアクセスの便を見て、立ち寄られたらいいと思います。
 特に、レンタカーを使われている方は、駐車場(P)がある所が安心ですね。

 

「そば彩々 久留葉」
 この店は、西部地区の観光エリアから近いので、西部地区では比較的行きやすい場所にあります。坂を登って、カールレイモンさんの近くです。
 〒040-0054 北海道函館市元町30-7 (函館市電 十字街電停及び末広町電停から徒歩7分

 

「そばきり工房 白川」
 この店は、電停から少し歩きますので、レンタカーで行くのがお勧めです。
 また、函館空港への経路に近いため、函館空港から帰るときに「ちょっと蕎麦でも」という方にお勧めです。
 〒042-0932 北海道函館市湯川町3-11-21(函館市電 湯の川電停 徒歩15分)店舗近くにPあり

 

「手打ちそば酒房 長月」
 この店は、駅前にありますので、JR函館駅を利用する方には便利です。
〒040-0035 北海道函館市松風町7-2(函館本線 函館 西口 徒歩5分、函館市電函館駅前電停 徒歩3分)

 

「松くら そば店」
 この店は、湯の川にあり、湯の川温泉の各ホテルから数分強の距離です。
 北海道函館市湯川町3-17-2(函館市電 湯の川電停 徒歩7分)店舗前と右後方に専用Pあり

 

「そばと酒 柏木町三貞」

 この店は、柏木町(市電五稜郭電停と湯の川温泉電停の中間)にあります。
 北海道函館市柏木町7-32(函館市電 柏木町電停 徒歩4分)店舗後ろにPあり

 

 その他、大人数の入店でも心配がいらない蕎麦屋さん。普通のお蕎麦が食べたい方は、市内に多くの支店がある「そば処陣屋」が便利です。ここは各店舗とも駐車場が充実していますので、レンタカー(ワンボックス)で利用される方などには便利です。函館市内には5店舗あります。

 

 さて、函館の蕎麦屋さんの紹介をしましたが、実は、筆者は蕎麦屋さんの「ラーメン」が大好きでした。この点、筆者は、へそ曲がりな「変人」かもしれません。
 そして、函館市内でも昔、蕎麦屋さんのメニューには「ラーメン」が普通に入っていました。このため、老舗と言われる市内十字街「東京庵」、湯川の「松くら そば店」などでは、今でもメニュー内にかろうじて生き残っていますが、やはり絶滅危惧種です。
 筆者は、これこそ、函館ラーメンの元祖とも言われる「支那ソバ」と共通する、歴史的味覚という感じがしてなりません。もちろん、函館市内には普通の中華料理店でも「ラーメン」を食べられます。本来は、こちらが本家かもしれませんが・・。

 

 筆者は以前のブログで、函館の「支那ソバ」は「北海道のラーメンのルーツだ」と書きましたが、江戸時代末期の箱館の時代には、多くの国からの領事館が箱館に置かれましたが、中国(清国)からの領事館はありませんでした。

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函館市 旧イギリス領事館

 しかし、現在も函館市内弥生町(函館山の麓、弥生小学校の斜め向かい側)に「中華會舘」が残っているように、当時は多くの華僑が箱館に在住していて、中国本土への昆布の輸出などで活躍していたようです。

 したがって、華僑も多いため中華料理店も自然多くなり、そこの中華料理店の「支那ソバ」が「ラーメン」の起源になったとか。

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函館市 中華會舘


 では次に、函館の蕎麦屋の「ラーメン」の説明を簡単にします。
 スープは基本的に、「函館ラーメン」と同じ「鶏ガラスープ」です。そこに、真っ直ぐか、縮れの弱い「麺」が入り、トッピングは「チャーシュー」「支那チク」「ほうれん草」「ナルト」「ネギ」が入るという、質素な感じの「ラーメン」が多数派でした。


 筆者が寂しく感ずるのは、老舗の蕎麦屋さんが店舗を新しく改装するたびに、メニューから「ラーメン」の文字が次々と消えて行くことです。何かしら、歴史的文化遺産を失っていく・・そんな感じさえします。
 函館のお蕎麦屋さんの紹介をしつつ、いつの間にか「ラーメン」の話になってしまいました。すいません。

 次に、現在人気の「函館ラーメン」ですが、筆者も大好きです。

 歴史は、現在の人達が新しく作って行くものですので、どんどん頑張って「函館ラーメン」のファンを広げ、「函館ラーメン」の歴史を築いて行ってもらいたいと思います。


 函館人が良く行く「函館ラーメン」の店は、観光客の方とだいたい一緒です。 ガイドブックに詳しく載っていますので、ここでの説明は割愛しますね。

 

函館観光リピーターへの豆知識

 ウィキペディアなどでは、『当地で「函館ラーメン」は、「ラーメン」「支那ソバ」と言われる』との記述がありますが、さすがに現在では、「支那ソバ」とは言わないと思います。
 一方、50年程前、全国的に「札幌ラーメン」が一世を風靡した時代(1970年頃から)には、当然、当時の函館もその影響を強烈に受けました。


 では、その頃、「函館ラーメン」は一体どうなっていたのでしょうか。
 昔は、「函館ラーメン」は、まだありませんでしたので、函館市民は、普通に中華料理店などで「ラーメン」を食べていました。

 しかし、「札幌ラーメン」がブームとなった当時は、函館市内にも「満龍」「青龍」などの札幌ラーメンの有名店舗が軒並み札幌から進出してきて、各店舗が多くのお客さんで賑わっていました。

 でも、その頃、筆者は「五島軒」のラーメンも食べていました。「エッ?」と思われましたか?やはり、筆者は変人ですね。

 そうです。現在有名な、老舗洋食の「五島軒」です。その当時の「五島軒」は、函館駅前と五稜郭に支店があり、その支店ではレストランメニューとは違った、普通のメニューもたくさん提供していました。

 筆者の好物だった、「ラーメン」「チャーハン」「ライスグラタン」(現在の、ドリア)などは、どれもとても美味しかったです。「五島軒」さんにとっては、忘れたい過去なのかもしれませんが・・。


 そして、なんと現在、函館市内に唯一残っている「札幌ラーメン」の店は、カレーの「小いけ」の近くの「青龍」他若干店舗のみです。これも寂しいですね。

 「函館で札幌ラーメン?」と思いますが、実はなかなか美味しいんですよ。