世界遺産登録なるか、函館(南北海道)

世界遺産登録へ

 最初に述べますが、これは、冗談ではありません。 
 普通の函館市民からも「またぁー・・からかうんでないよ」「冗談も休み休み言えー」などという声が、あちこちから聞こえてきそうですが・・。


 まず、誤解されないように、この世界遺産登録候補に関しては、現在の函館の夜景や観光資産のことではないことを最初にお伝えしますね。
 では函館の世界遺産登録の候補として、いったい何があるのか、これから説明します。

 最初に、函館市の観光公式ページには、次のような記述があるので引用します。


 「函館に先住民族の遺跡があることを最初に知られるようになったのは、函館山の山裾である。幾つかの貝塚がこの山裾の丘陵上にあった。明治12年には地方博物館として最も古い歴史を有する開拓使仮博物館が函館公園内にでき、有史以前の資料が公開展示されて人々の関心を集めたが、昭和になってからは、後で述べるように日本の学者らによって、当時日本で最も古いとされた土器が函館の住吉町で発見されるに及んで、函館の遺跡は、一層注目されるようになった

 

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函館公園内 旧函館博物館

 この文中で、筆者が実際に疑問に感じた点があります。

 それは、これは実はまだはっきりしていないのですが、文中の先住民族という概念についてです。(難しいことを書いてすいません! プロフィールにも書きましたように、筆者は、考古学が趣味なのでお許しください。)

 このため、筆者は青森県三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)の文化が、どの縄文人、すなわち「和人」アイヌのどちらで築かれたのかについて疑問を感じ、調べたことがありました。

 皆さんの中にも、今、疑問に感じ始めている方もいると思います。


 この三内丸山遺跡は、青森県青森市大字三内字丸山にある、縄文時代前期中頃から中期末葉の大規模集落跡です。

 同時期には、南北海道にも縄文文化がありましたので、それらの文化が津軽海峡という厳しい自然の障壁を越えて、相互の文化を交流させた可能性は十分あると考えられています。
 したがって、前述の函館の「先住民族」を指すのは「アイヌ」なのでしょうか。実際に、東北地方では、かなり南の地域までアイヌ語が地名の起源とされるものも多くあります
 そうなると、函館の「先住民族の遺跡」も青森の「三内丸山遺跡」なども縄文「アイヌ」の文化なのでしょうか?また、世界的にも最古とされる土器が出土した津軽半島の「大平山本遺跡」のそうなのでしょうか?

 疑問は尽きません。


 実際、筆者も三内丸山遺跡に行き、現地でしばらく色々と考えました。「アイヌ」の遺跡なのか、「和人」の遺跡なのか・・と。
 そして、辿り着いた結論ですが・・(ガッカリしないで下さいね)

 『どっちでもいい。分かりようがない』ということでした。すいません。


 現在、北海道で唯一の国宝は、南茅部から出土した「中空土偶」(茅空(かっくう))ですが、今後とも何か、国宝級の遺産が出土する可能性さえあります。

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中空土偶「茅空(かっくう)」


 さらに、函館市内には、他にも函館市交通局日吉営業所の南側には「ストーン・サークル」があり、将来の遺跡公園用地として保存されているそうです。   

jomon-japan.jp

 

きっと、まだまだある歴史遺産

 縄文遺跡は、函館近郊のどこでもあるという訳ではありませんが、「鷲ノ木遺跡」「著保内野(ちょぼないの)遺跡」「大船遺跡」「垣ノ島遺跡」などは、渡島半島の内浦湾側にあるので、その辺りで、今後、他の遺跡が発見される可能性は大です。

 付近にお住いの函館人の方!頑張ってみてはいかがでしょうか。


 中空土偶が出土した「著保内野遺跡」は、縄文後期の遺跡で、文化遺産登録の候補地には挙がっていませんが、ヒスイの勾玉(まがたま)が発見され、当時の生活文化を知る上での大きな手掛かりとなりました。


 どうも趣味の話になると、熱がこもってしまいます。
 ここで、実際に、函館の周りに歴史遺産がある証拠をお見せします。

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江差付近の浜で見つけた「勾玉」

 これは、筆者の義姉が子供の頃(今から数十年前ですが)、函館の北西、日本海側の江差近傍の海岸を歩いているときに、たまたま見つけた「勾玉(まがたま)」です。

 そして、これを函館博物館に持っていったら「勾玉に間違いない」との鑑定(お墨付き)をもらい、子供心にびっくり仰天だったそうです。それから、この勾玉は家宝にして大切にしています。
 休みの日に家族で海岸などを歩くとき、大人は何も考えずに景色を見ながらぶらぶら歩いていますが、子供の好奇心の対象は景色ではないようですね。子供は、綺麗な貝や生き物など(別のお宝)が興味の中心で、それが大発見につながる可能性も実際にあるようです。


 現在世界遺産登録申請中の「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録は、まだ色々と難しい点もあるようですが、是非、実現させたいものです。そのためにも、前のブログで述べた「縄文トレイル」を是非実現して、函館観光の目玉にもしたいですね。
 文章で書くのはタダですので、次に筆者の考えをお伝えします。

 

函館観光事業への市民参加

 もちろん、観光は観光客の皆さんに、実際に現地に行ってもらい見聞してもらうのが原則で、これが一番です。

 しかし、「縄文トレイル」「江戸開港トレイル」「明治トレイル」を博物館のような一か所で、ヴァーチャル・リアリティ(VR)の機器を使って、一か所で見せることができれば、それも良いのではないでしょうか。
 縄文時代からの、節目節目の当時の函館の風景や街並みに、人工的な空間で浸ってもらう。そのために、ジオラマVRの活用も良いと思うのですがいかかでしょうか。


 現在、函館の観光遺産は西部地区に集中しています。そして、この地区にはご老人も多いのが現状です。

 函館の観光地は、どれほど観光客が増えてもこれらの現地の住民にはさほどの興味も魅力もありません。ただ、観光産業が潤うだけです。
 その理由の一つに、函館の観光地は「無料」のところが多いことがあります。
 先ほど述べましたVR施設のようなところでは、入場料を取り、近所の爺ちゃん、婆ちゃんも雇って使ってもらうというのは如何でしょう。

 

最後に、函館観光リピーターさんへの豆知識

 函館人のリンゴへのこだわりは、リンゴの「蜜」です。
 お隣の青森県はリンゴの名産地ですが、その新鮮なリンゴの多くが函館にも来ます。
 リンゴが出回る時期には、青森県の親戚や知り合いから美味しいリンゴが函館の家庭に段ボール単位で届きます。


 そして、リンゴを取り出し、包丁を入れ、美味しいリンゴに出会ったと知ったとき、函館人は一抹の歓喜を覚えます。


 「やった!蜜が入っている!」

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リンゴの蜜(芯の近くの色の濃い所)

 画像では、あまり良く映っていませんが、これがリンゴの「蜜」です。
 これに出会ったとき、「このリンゴの味は保証されました」といわれたようなものです。パチンコで言えば、当確リーチみたいなものです。
 そして次に、条件反射的に口の中が「じゅわっ」と唾液で一杯になります。
 この段階で、函館人は「パブロフの犬」のような条件反射の状態に陥ります。
 筆者も、今、ブログを書いて口の中がその状態です・・