函館の湯川方面で、ちょっとした散策・・そして、函館の名士

 今回は、まず、最初に湯川温泉街近くの和菓子屋さんの情報です。


 市電「湯の川温泉」から、終点の「湯の川」に向かい100mくらいの右手に「銀月」というお餅屋さん(和菓子屋)があります。

 

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湯川 銀月(函館市 はこぶら)

 ネットでは「やきだんご 銀月」で出ているようですが、団子専門店ではありません。

 もちろん、函館でも「銀月の団子」として有名ですが、私は北海道特有の「べこもち」も美味しいと思います。

 車で来店の場合でも、店舗に向かって左側に店の駐車場があるので大変便利です。


 湯川のホテルに帰ってから、ちょっとだけ、数分散策して美味しい「焼き団子」「べこもち」を楽しむのも、軽い運動になってお薦めです。

 

 函館観光に来る方は、港町特有の「融合した文化」を楽しむ方が多いと思います。
 観光では、明治時代や大正時代に建てられた「洋館」や「和洋折衷」の施設、商店、民家など不思議な文化に接すると思います。


 そんな中、リピーターの方へは、湯川方面からちょっとレンタカーで足を延ばし、和洋折衷の庭園「見晴公園」は如何でしょう。ここへはバスでも行けますが、運行本数が少ないので、レンタカーがやはりお薦めです。


 この「見晴公園」は多くの函館市民の間では、「香雪園」という名で親しまれています。

 

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まさに雪の「香雪園


 この名称は,大正時代に来函した京都の浄土宗知恩院貫主さんが「雪の中に梅香る園」ということで名付けられたらしいですが、さすがに趣があるというか、なかなか素敵な名前を命名するものです。


 この公園ですが、元々は函館の資産家岩船氏の別荘地でしたが、彼は商売繁盛の恩返しのため、公衆トイレや芝生広場などを整備し、昭和2年から市民に無料開放したのが、そもそもの起源となります。


 昭和30年には、市と岩船家の間で無償賃借契約を締結し、隣接するゴルフ場を含め「見晴公園」となり、4年後には市が岩船氏所有の土地を買収し、その後、都市計画変更を経て、函館市最大の総合公園となりました。

 

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秋の香雪園函館市 はこぶら)

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冬の香雪園函館市 はこぶら)

 園内には、茶室風の園亭、渓流や煉瓦造の温室など多様な意匠からなる庭園空間が広がっており、さらに平成13年には文化財保護法に基づく「名勝」の指定を受け、「旧岩船氏庭園(香雪園)」の名で北海道唯一の国指定文化財庭園となっています。


 「香雪園」は、落ち着いた閑静な公園で、函館の四季を楽しめる、観光客もあまり訪れない「穴場」です。そして、運が良ければ、「エゾリス」に会えることもあります。

 

 さて、実はこの岩船氏のような粋な資産家である「名士」が函館には、他にもいました。
 古くは、箱館蝦夷地の発展に寄与し、水飢饉の時には箱館住民に自宅の井戸を解放した、あの有名な高田屋嘉兵衛」氏もいます。

 

 そして、明治に入ると、函館観光客が必ず訪れる「元町公園」で、ひときわ威容を放つ「旧函館区公会堂」(残念ながら、現在は休館中)も、当時の資産家の「相馬哲平」氏が、そのほとんどの建設費を私費で負担したと言われています。


 昔の函館(箱館)には、現代の我々には想像もできない、広量な名士が随分いたようです。

 それだけ、当時の函館(箱館)は、とんでもなく潤っていたということの証でもありますね。現在では想像もできませんが・・。

 

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旧函館区公会堂は、残念ながら、現在工事中